6日のNY株式相場は反発。中東情勢緊迫化を受けて軟調にスタートしたが、原油相場の上昇が一服したことなどで米国株は買い戻しが優勢となった。アナリストの投資判断引き上げを好感したアルファベット(+2.67%)の大幅高も相場上昇をけん引した。先週金曜日に233.92米ドル下落したダウ平均は、朝方に216米ドル安まで下落後、68.50米ドル高(+0.25%)とほぼ一日の高値圏で終了。S&P500も0.62%安まで下落後に0.35%高と反発して終了。11セクターは、コミュニケーション(+1.22%)を筆頭にエネルギー、ヘルスケア、一般消費財、ITなど8セクターが上昇した。ハイテク株主体のナスダック総合も0.86%安まで下落後、0.56%高と反発して終了した。
米軍が先週、イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害したことでイランが報復をちらつかせているものの、大規模な軍事衝突に発展しないとの見方が強まり、米中関係改善による世界経済の回復期待を背景に押し目買いが優勢となった。安全資産とされる金は約1%高と続伸したものの、米10年債利回りは前日の1.788%から1.809%に上昇(価格は低下)し、ドル円も108.09円から108.37円に上昇した。投資家の不安心理を示すVIX指数は13.85ポイントと前日から0.17ポイント低下した。
海外市況
指標 寄値 高値 安値 終値 前日比 騰落率
NYダウ 28465.50 28708.02 28418.63 28703.38 68.50 0.24
S&P500 3217.55 3246.84 3214.64 3246.28 11.43 0.35
NASDAQ 8943.50 9072.41 8943.50 9071.47 50.70 0.56
CME225先物 23180.00 23340.00 23025.00 23315.00 215.00 0.93
FT100 7575.34 7575.34 7575.34 7575.34 -47.06 -0.61
DAX 13085.49 13143.11 12948.17 13126.99 -92.15 -0.69
為替(ドル/円) 108.37 108.37 108.31 108.35 -0.02 -0.01
WTI先物 63.71 64.72 62.64 63.27 0.22 0.35
金(Gold)先物 1562.70 1590.90 1562.30 1568.80 16.40 1.06
※CME225先物は円建て。前日比は前日の大証日中終値比を記載。