週明け6日の中国本土株式市場で上海総合指数は小幅続落。終値は前営業日比0.01%安の3083.41ポイントだった。深セン成分指数は0.39%高の10698.27ポイントと5営業日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8040億7600万元と、商いが膨らんだ。
上海総合指数は中盤までおおむねプラス圏で推移。深セン市場が堅調に推移したことや、原油や金の価格上昇を受けた関連銘柄への物色が支えとなり、指数は一時、節目の3100ポイントを回復する場面もみられた。ただ、後場に入ると目先の利益を確定する売りが強まり、マイナス圏に転落。結局、前週末の終値をわずかに下回る水準で引けた。セクター別では保険と銀行がほぼ全面安となったほか、航空が大幅安。半面、産金、石油、非鉄金属が大きく買われた。
A株市場では、中東情勢の緊迫化による原油高が嫌気され航空大手の中国国際航空(
601111)や中国東方航空(
600115)が安い。輸送機械大手のウェイチャイ・パワー(
000338)が7%台の下落。家電株の杭州老板電器(
002508)や美的集団(
000333)などが売られた。半面、石油メジャーのペトロチャイナ(
601857)やシノペック(
600028)が大幅高。リチウム製品メーカーの江西カン鋒リチウム(
002460)や天斉リチウム(
002466)、ハイテク銘柄の科大訊飛(
002230)や大族激光科技産業集団(
002008)が大きく買われた。
上海B株指数は0.08%安の261.76ポイントと5営業日ぶりに反落、深センB株指数は0.23%安の969.73イントと続落した。