週明け6日前場の香港株式市場でハンセン指数は続落。前場終値は前営業日比0.67%安の28261.56ポイントだった。中国企業指数は0.30%安の11219.83ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で473億6000万HKドルだった。
ハンセン指数は終始マイナス圏でもみ合った。米軍によるイラン革命防衛隊司令官の殺害を巡り米国とイランの威嚇の応酬が激化する中、中東情勢の緊迫化を嫌気してリスクを回避する動き優勢。指数は約5カ月ぶり高値圏で推移しているだけに、目先の利益をいったん確定する売りが相場の重荷となった。もっとも、序盤は28200ポイントを割り込む場面もあったが、本土市場で安く始まった上海総合指数がプラスに転じたことが支えとなり、下値は限られた。
個別では、スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)、舜宇光学科技(
02382)、医薬品メーカーの石薬集団(
01093)、中国生物製薬(
01177)、本土不動産株の中国海外発展(
00688)、が大きく続落。香港不動産関連の九龍倉置業地産(
01997)の下げが目立ったほか、時価総額の大きいアジア生保のAIAグループ(
01299)、テンセント(
00700)、HSBC(
00005)、中国建設銀行(
00939)も安い。半面、原油高を受けて石油メジャーのCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)がそろって逆行高。本土生保大手の中国人寿保険(
02628)、取引所運営の香港証券取引所(
00388)が買われた。