2019-12-31 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:続伸、8カ月ぶり高値 医薬品・建材株に買い
31日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.33%高の3050.12ポイントだった。深セン成分指数は0.63%高の10430.77ポイントと続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で5326億5400万元だった。
上海総合指数は小動きで始まった。あすは休場とあって中盤は利益確定売りに押されて安く推移したものの、終盤に切り返した。結局この日の高値圏で引け、終値は4月30日以来8カ月ぶりの高水準となった。中国の景気刺激策や金融緩和への思惑買いが相場を押し上げた。年明けに中国と米国が貿易協議「第1段階合意」に署名するとの報道も投資家心理を支えたもよう。セクター別では、医薬品や医療、建材、港湾・海運が買われた。半面、前日高かった保険が下げたほか、非鉄金属と鉄鋼が売られた。
A株市場では、建材大手の安徽コンチセメント(
600585)、インフラ建設大手の中国交通建設(
601800)、豚肉大手の牧原食品(
002714)が大幅に続伸。電子部品メーカー立訊精密工業(
002475)や製薬の江蘇恒瑞医薬(
600276)、レーザー機器メーカーの大族激光科技産業集団(
002008)も高い。一方で証券株の反落が目立ち、華泰証券(
601688)、中信証券(
600030)、招商証券(
600999)などが軒並み安。宅配の順豊控股(
002352)、LCD用ガラス基板製造の東旭光電科技(
000413)も大幅に下落した。
上海B株指数は0.18%高の256.82ポイントと続伸。深センB株指数は0.46%高の961.62ポイントと4営業日続伸した。