2019-12-27 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:続伸、政策期待や好調な経済指標が支え
27日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.85%高の3032.81ポイントだった。深セン成分指数は0.63%高の10368.85ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3603億200万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いたものの、その後はプラス圏で上げ幅を広げた。中国人民銀行(中央銀行)が早ければきょうにも預金準備率の引き下げを発表するとの見方が広がっていることや、来年に向けて政府の経済政策に対する期待が高まるなかで、買いが先行。寄り付き直後に発表された11月単月の工業企業利益が改善をみせたことも相場を支えた。セクター別では保険と銀行が全面高となったほか、非鉄金属、貴金属、石炭などが高い。半面、電子部品が軟調だった。
上海B株指数は0.27%高の255.01ポイント、深センB株指数は1.00%高の948.91ポイントだった。