週明け23日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前営業日比0.13%高の27906.41ポイントだった。中国企業指数は0.20%高の11052.68ポイント。メインボードの売買代金は概算で655億5000万HKドル。
ハンセン指数は、中国の習近平国家主席とトランプ米大統領が20日に電話協議を行ったことを受け、先行きに対して楽観的なムードが広がり、寄り付きで心理的節目の28000ポイントを回復した。香港市場ではあす24日後場から26日までクリスマスで休場となるため、持ち高を調整する動きが相場の重しとなり、徐々に上げ幅を縮小したが、結局、終値ベースで7月30日以来、約4カ月半ぶり高値を付けて取引を終えた。
ハンセン指数構成銘柄では、中国生物製薬(
01177)や石薬集団(
01093)が2%超上昇。米中間の緊張緩和を好感して万洲国際(
00288)や申洲国際集団(
02313)も買われた。半面、チャイナ・ユニコム(
00762)やAIAグループ(
01299)が安い。
その他では、安徽コンチセメント(
00914)や中国建材(
03323)などセメント株が高い。アリババ集団(
09988)は208.40HKドルを付けて上場来高値を更新。8月の株主総会で可決された自社株買い計画を実施すると発表した波司登国際(
03998)は8%超上昇した。