2019-12-20 |
中国/政策/その他 |
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習国家主席がダボス会議を欠席する可能性、1月の「米中首脳会談」期待が後退
米中が通商協議「第1段階」の合意文書について一致したと伝わる中、来年1月にスイスのダボスで開催される世界経済フォーラム(ダボス会議)でトランプ米大統領と習近平中国国家主席の首脳会談が行われることが有力視されてきたが、習主席は今年のダボス会議を欠席する可能性が浮上した。『香港経済日報』が外電を引用して伝えた。
ダボス会議は来年1月21−24日に行われるが、24日は中国の旧暦大晦日に当たる。1990年代から中国の指導者は春節(旧正月)前後に地方の小都市や農村部を訪れるのが慣例で、習主席も毎年訪ねているという。
トランプ大統領は来年のダボス会議に出席するとみられる。一方、習主席がこれまで出席したのは17年の1回のみで、当時は経済グローバル化と多国間貿易体制の維持について講演した。
もっとも、関係者によると、中国は来年1月に劉鶴副首相をワシントンに派遣し、「第1段階」合意文書に署名する予定という。