18日のNY株式相場はほぼ横ばい。米中通商「第1段階」合意を受けてリスクオンの流れが続いたものの、主要3指数が史上最高値圏で推移しており高値警戒感から上値の重い展開となった。9-11月決算が市場予想を下回り、通期利益見通しを引き下げたフェデックスが2桁安となったことも相場の重しとなった。ダウ平均は前日終値を挟んでもみ合い、27.88米ドル安(-0.10%)と6日ぶりに小幅に反落して終了。S&P500も取引時間中の史上最高値を更新したものの、0.04%安とわずかながら6日ぶりの反落。ハイテク株主体のナスダック総合は0.05%高と小幅に6日続伸し、取引時間中と終値での史上最高値を更新した。
安全資産とされる金や米国債が下落(利回りは上昇)するなどリスク回避の巻き戻しが続いたものの、米国株は上値の重い展開となった。ただ、下値も堅く、米下院で審議が始まったトランプ米大統領の弾劾追訴案も材料視されなかった。S&P500の11業種は不動産、公益、エネルギーが上昇した一方、資本財、金融、生活必需品が下落。足もとで大きく売られた不動産が買い戻された一方、フェデックスの下落を受けて資本財が下落率トップとなり、長期金利が上昇するなか金融も反落した。引け後に決算を発表した半導体のマイクロン・テクノロジーは時間外で4%高となった。
海外市況
指標 寄値 高値 安値 終値 前日比 騰落率
NYダウ 28291.44 28323.25 28239.28 28239.28 -27.88 -0.10
S&P500 3195.21 3198.48 3191.14 3191.14 -1.38 -0.04
NASDAQ 8834.65 8848.76 8820.42 8827.74 4.38 0.05
CME225先物 23985.00 23990.00 23805.00 23875.00 65.00 0.27
FT100 7540.75 7540.75 7540.75 7540.75 15.47 0.20
DAX 13266.35 13286.00 13215.88 13222.16 -65.67 -0.49
為替(ドル/円) 109.57 109.60 109.53 109.56 -0.01 0.00
WTI先物 60.49 61.11 60.24 60.85 -0.09 -0.15
金(Gold)先物 1480.40 1483.60 1474.30 1478.70 -1.90 -0.13
※CME225先物は円建て。前日比は前日の大証日中終値比を記載。