18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら4営業日ぶりに反落。終値は前日比0.18%安の3017.04ポイントだった。深セン成分指数も0.11%安の10294.66ポイントと4営業日ぶりに反落した。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6679億6800万元。
上海総合指数は前日終値を挟んだ狭いレンジでのもみ合いに終始し、方向感を欠いた。前日に心理的節目の3000ポイントを超え、3カ月ぶりの高水準で終えていただけに利益確定売りがやや優勢となった。もっとも、中国の金融緩和に期待する買いも入り、下値は堅かった。『上海証券報』によると、市場関係者は中国人民銀行(中央銀行)が資金需要の高まる1月に預金準備率を引き下げるとみている。セクター別では鉄鋼やエネルギー、電力、運輸・物流が売られる半面、貴金属・装飾品、証券、電子・IT、メディアが買われた。
A株市場では、電子部品メーカーの歌爾(
002241)と立訊精密工業(
002475)、豚肉大手の牧原食品(
002714)と河南双匯投資発展(
000895)が大幅に反落。発電の中国長江電力(
600900)、製薬の江蘇恒瑞医薬(
600276)も下げた。一方、屋外メディアの分衆伝媒信息技術(
002027)、ゲーム配信の三七互娯網絡科技集団(
002555) が高い。前日売られた重慶長安汽車(
000625)は買い戻された。
上海B株指数は0.24%安の252.30ポイントと4営業日ぶりに反落。深センB株指数は0.33%高の920.84ポイントと4営業日続伸した。