2019-12-18 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:小反落、米の新たな中国禁輸措置検討が伝わり重荷に
18日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に反落。前場終値は前日比0.08%安の27822.79ポイントだった。中国企業指数は0.19%高の10986.28ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で517億HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いたあと、取引中に一時、7月30日以来となる高値をつけたが勢いは続かず、その後下げ幅を拡大し前日の終値を割り込んだ。米中通商協議の「第1段階合意」が好感され、前日の米株高の流れを引き継いで始まったものの、米政府が米国のハイテク企業に対し、華為技術(ファーウエイ)など特定の中国企業への輸出を禁じる新たな制裁措置を検討していることが伝わり、持ち高を整理する売りが優勢となった。
個別では、豚肉大手の万洲国際(
00288)や、前日まで5営業日続伸したコングロマリット(複合企業)の長江和記実業(
00001)が売られた。医薬品メーカーの中国生物製薬(
01177)、石薬集団(
01093)もさえない。半面、衛生用品大手の恒安国際集団(
01044)や石油銘柄のCNOOC(
00883)、シノペック(
00386)が買われている。