2019-12-18 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日ぶり小反落、利益確定売り優勢 鉄鋼・電力が下落
18日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら4営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.08%安の3020.06ポイントだった。深セン成分指数は0.13%高の10319.45ポイントと4営業日続伸した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3984億5600万元。
上海総合指数は前日終値を挟んで一進一退の展開となり、方向感に乏しい。前日に心理的節目の3000ポイントを超え、3カ月ぶりの高水準にあるだけに、利益確定売りがやや優勢だった。もっとも、中国の金融緩和に期待する買いも入り、下値は限定的。『上海証券報』によると、市場関係者は中国人民銀行(中央銀行)が資金需要の高まる1月に預金準備率を引き下げるとみている。セクター別では鉄鋼や電力、運輸・物流、石油が売られる半面、証券、電子・IT、空運、通信機器が買われている。
上海B株指数は0.03%高の252.99ポイント、深センB株指数は0.31%高の920.65ポイントとともに4営業日続伸した。