2019-12-16 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、11月の主要経済指標を好感
週明け16日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅続伸。前場終値は前日比0.06%高の2969.52ポイント。深セン成分指数は0.81%高の10085.88ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4126億1900万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた直後に下げ幅を拡大しマイナス圏でもみ合ったが、前引けに向けて小幅プラス圏への着地となった。米中通商協議の「第1段階」合意は前週末13日の大幅上昇でほぼ織り込まれており、利益確定売りが先行。午前に中国の11月の主要経済指標が発表され、鉱工業生産(付加価値ベース)が前年同月比6.2%増、小売売上高は前年同月比8.0%増で伸び率はいずれも市場予想を上回るなど、景気減速への懸念後退が材料になった。セクター別では、航空・宇宙、造船が全面高。電子・IT、ソフトウエアなども買われた。半面、保険、銀行、貴金属などがさえない。
上海B株指数は0.33%高の246.73ポイント、深センB株指数は0.06%高の902.93ポイントだった。