2019-12-13 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、「米中合意」報道で買い先行 金融がほぼ全面高
13日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比1.24%高の2951.73ポイントだった。深セン成分指数は1.22%高の9955.96ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3166億300万元だった。
上海総合指数は終始プラス圏で推移。米中貿易協議で、「第1段階」の合意や、15日に予定されていた米国の対中追加関税の発動回避などが伝わるなかでリスクオンムードが広がった。香港市場から相互取引制度を通じた本土株売買が大きく買い越していることや、人民元相場の上昇を受けた買いも相場を支えるなか、指数は序盤以降、上げ幅を拡大。一方、2950ポイントを超える水準では上値の重さがみられた。セクター別では、金融がほぼ全面高となったほか、航空、金属、家電、医療などが高い。半面、貴金属や造船が軟調だった。
上海B株指数は0.57%高の244.12ポイント、深センB株指数は0.31%高の898.83ポイントだった。