13日の香港市場でマカオカジノ株が大幅に続伸。日本時間午後0時53分現在、銀河娯楽(
00027)は前日比5.35%高、サンズ・チャイナ(
01928)は5.18%高とハンセン指数構成銘柄の上昇率上位2位を占めた。外電が前日、習近平国家主席のマカオ訪問に合わせ、中国当局が人民元建て証券取引所の設立や人民元決済センターとしての機能強化、隣接する広東省・横琴島の土地利用など一連のマカオ支援策を発表すると伝えたことが引き続き材料視されている。
『香港経済日報』によると、UBSは最新リポートで、中国当局によるマカオ支援策はマネーと人の流入につながり、カジノセクターにとってプラスに働くとの見方を示した。ただ、中国本土観光客への査証規制の緩和などがない場合、支援策の効果は中期的なものになるとの見方を示した。また、マカオと横琴地区の融合が進めば、観光地としての魅力が増すほか、カジノ業者にとっても長期的な発展のチャンスになる可能性があるとした。
UBSはカジノセクターに対するポジティブな見方を維持。セクタートップピックに銀河娯楽(
00027)、メルコ・インターナショナル(
00200)を選定。ともに「買い」の投資判断を付与し、目標株価はそれぞれ62.3HKドル、22.7HKドルに設定した。