11日の香港市場で香港の独占鉄道事業者、香港鉄路(
00066)が高い。株価は日本時間午後4時1分現在、前日比3.76%高の45.55HKドルで推移している。6月から続いた香港の抗議活動で香港鉄路の駅や車両が標的になり、甚大な被害を受けてきたが、香港現地紙『星島日報』は10日、破壊行為を繰り返す「勇武派」が「一時休戦」を決めたと伝えた。
11月に香港中文大学と香港理工大学で「勇武派」が警察隊と激しく衝突し、多数の負傷者や逮捕者を出した。香港区議会選で民主派が大勝した後、「勇武派」は12月9日にも香港の交通を再び麻痺させようと大規模な交通妨害を計画したものの、不発に終わった。こうしたこともあり、勇武派の代表は9日、会員制交流サイト(SNS)アプリ「テレグラム」を通じて過去半年の抗議活動を総括した上、今後はゲリラ的な抵抗活動に徹し、警察との正面交戦を避けるべきだと呼び掛けた。地下に潜入し、態勢の回復を待って反撃に出る方針という。