2019-12-11 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:小幅に5日続伸、方向感乏しく 金融株に買い
11日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら5営業日続伸。前場終値は前日比0.12%高の2920.85ポイントだった。深セン成分指数は0.55%安の9861.24ポイントと反落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2941億5300万元。
上海総合指数は小高く寄り付き、前日終値を挟んで一進一退の方向感に乏しい展開となった。中国共産党が来年の経済政策指針を決める「中央経済工作会議」を10−12日に開くと伝わり、景気刺激策への思惑買いが相場を支えた。ただ、米中貿易協議の先行き不透明感が根強い上、指数は前日までの4連騰で心理的節目の2900ポイントを超える水準にあり、上値は重い。セクター別では、鉄鋼や金融、自動車が買われる半面、電子部品、酒造、通信が売られている。
上海B株指数は0.19%安の244.16ポイント、深センB株指数は0.30%安の896.79ポイントとともに続落した。