2019-12-10 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】前日終値付近でもみ合いか、対中追加関税の発動前に様子見
10日の香港市場は、ハンセン指数が前日終値付近でもみ合いか。トランプ米政権による対中制裁関税「第4弾」の全面発動が15日に迫り、持ち高を一方向に傾けにくい状況が続くだろう。11日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が行われる。米国の金利動向を見極めたいとして、積極的な売買を手控える動きが強まると予想する。きょう午前に中国の国家統計局が発表する11月の物価統計も注目の材料となる。
前日の米株安も投資心理を冷やしそうだ。9日のNY株式相場はダウ平均など主要3指数がそろって4営業日ぶりに反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、テンセント(
00700)や中国建設銀行(
00939)、チャイナ・モバイル(
00941)など主要銘柄総じて香港終値を下回って引けた。