2019-12-09 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反落、方向感欠く展開 米中協議めぐり思惑交錯
週明け9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶり反落。前場終値は前日比0.03%安の2911.26ポイント。深セン成分指数は0.02%安の9876.69ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2844億6500万元だった。
上海総合指数は方向感に乏しい展開。2019年11月の米ドル建て貿易統計で輸出が前年同月比1.1%減と、市場予想(1.0%増)を下回ったことが嫌気された。前年同月割れは4カ月連続で米中貿易摩擦による影響が鮮明に。米中通商協議の「第1段階」合意についても前週同様、交渉の進展情報と難航情報が交錯し、先行き不透明感が根強い。指数は小高く寄り付いたが、直後にマイナス圏へ沈み、一時上抜けたものの再び下げ幅を拡大したまま引けた。セクター別では、医療、医薬品、酒造などが軟調だった半面、鉄鋼、ソフトウエア、電子・ITなどが買われた。
上海B株指数は0.58%高の244.86ポイント、深センB株指数は0.16%高の901.38ポイントだった。