太平保険集団傘下の総合保険会社、中国太平保険(
00966)は6日大引け後、不動産管理などを手掛ける太平置業(深セン)を完全子会社化すると発表した。中国太平保険は現時点で太平置業(深セン)の出資持ち分51%を保有しているが、残る49%を親会社の太平保険集団から21億3500万HKドルで買い取ることで合意した。支配権を完全に掌握することで経営効率の向上が図れるとしている。
太平置業(深セン)は賃貸物件や、インフラ建設、不動産経営、飲食、観光、ホテル経営など幅広く投資しており、2018年12月本決算で5000万HKドルの税引き後利益を計上した。中国太平保険は太平置業(深セン)から安定した配当収入が得られている。
中国太平保険の6日終値は前日比0.44%高の18.38HKドル。