6日の香港市場でハンセン指数は続伸して寄り付いた後、プラス圏でもみ合う展開。米中貿易交渉に対する過度な懸念が後退し、買い戻しが引き続き優勢。3日に合意の先延ばしに言及したトランプ米大統領は4日、「交渉がうまくいっている」、5日には「重要な協議を進めている」と発言したことが伝わったほか、中国商務部の報道官やムニューシン米財務長官も交渉が継続していると言及したことが安心感につながったもよう。
指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.47%高の26341.47ポイントで推移。個別では、時価総額の大きいITの大手のテンセント(
00700)が買われ、指数を押し上げている。スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)、舜宇光学科技(
02382)が大きく続伸。台湾系食品メーカーの中国旺旺(
00151)も高い。半面、香港不動産関連のLink REIT(
00823)や香港公益株のホンコン・チャイナガス(
00003)がさえない。