5日の香港株式市場でハンセン指数は3日ぶりに反発。終値は前日比0.59%高の26217.04ポイントだった。中国企業指数は0.66%高の10321.83ポイント。メインボードの売買代金は概算で669億3000万HKドルと薄商いだった。
ハンセン指数は終始プラス圏で推移。米中貿易協議を巡り、米メディアの報道やトランプ米大統領の発言を受けて「第1段階」の合意期待が再び高まり、これを好感した買いが優勢となった。ただ、合意内容に課題が残っていることも伝わるなかで警戒感は根強い。指数は寄り付きで26300ポイントを付けたが、さらなる上昇の勢いはなく、おおむね26150−26250ポイントでもみ合いを続けた。
ハンセン指数構成銘柄では、スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)が6%台の上昇。証券会社の目標株価引き上げた伝わった同業の舜宇光学科技(
02382)も大幅高となった。医薬品メーカーの中国生物製薬(
01177)、電動工具大手の創科実業(
00669)、本土生保大手の中国人寿保険(
02628)が大きく買われた。半面、石炭大手の中国神華能源(
01088)が軟調だった。
中国企業指数構成銘柄では、スポーツ用品大手の安踏体育用品(
02020)が高い。大手保険会社の新華人寿保険(
01336)や中国人民財産保険(
02328)、中国版ゆうちょ銀行の中国郵政儲蓄銀行(
01658)が大きく上昇した。半面、不動産大手の龍湖集団(
00960)と万科企業(
02202)が逆行安。都市ガス大手の中国ガス(
00384)が軟調だった。