2019-12-05 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:反発、米中合意期待から一時2900ポイント回復
5日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比0.74%高の2899.47ポイントだった。深セン成分指数は1.15%高の9799.07ポイントと4日続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で4238億元だった。
上海総合指数は終日プラス圏で推移した。米国側の交渉担当者が追加関税の発動予定日である15日までに第1段階合意をまとめられると見込んでいるほか、トランプ米大統領が「交渉がうまくいっている」と発言したことが伝わり、米中合意への期待から買いが広がった。指数は一時、心理的節目の2900ポイントを回復する場面もみられたが、同水準をわずかに下回って取引を終えた。セクター別では、通信、電子・IT、保険などが買われた半面、産金、宝飾などが売られた。
A株市場では、新華人寿保険(
601336)や中国人寿保険(
601628)、中信証券(
600030)や国泰君安証券(
601211)などの上昇が目立つ。歌爾(
002241)や中興通訊(
000063)などハイテク関連も大きく買われた。半面、リスク選好姿勢が強まって紫金鉱業集団(
601899)や山東黄金鉱業(
600547)が売られた。
上海B株指数は1.70%高の241.60ポイントと反発、深センB株指数は0.58%高の894.95ポイントと4日続伸した。