2019-12-04 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日ぶり反落、追加関税の発動見通しを嫌気
4日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は3日ぶりに反落。前場終値は前日比0.34%安の2874.88ポイントだった。深セン成分指数は0.18%高の9675.04ポイントと3日続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2176億4700万元だった。
上海総合指数はマイナス圏の狭いレンジでもみ合い。トランプ米大統領が3日に中国との貿易協議について「合意は来年の米大統領選の後でいい」と述べ、市場では米当局が予定通り15日に中国製品にかける追加関税を発動するとの見方が広がった。人民元の対米ドル相場の下落も嫌気されている。セクター別では、通信が軒並み安のほか、石炭、鉄鋼、保険が売られている。半面、貴金属・宝飾品や酒造、非鉄金属が買われている。
上海B株指数は0.56%安の237.24ポイントと反落。深センB株指数は0.11%安の888.28ポイントと3日ぶりに反落した。