4日の香港市場でハンセン指数は、前日の米株式相場が3日続落した流れで続落スタート。米トランプ大統領が米中通商協議の「第1段階」合意について、「期限を設けていない」と述べ、2020年11月の米大統領選後まで先延ばしする可能性を示唆。米中対立の長期化懸念から市場心理が悪化し、リスク回避の売りが先行している。
指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.96%安の26137.38ポイントで推移。個別では、不動産デベロッパーの信和置業(
00083)や中国生保最大手の中国人寿保険(
02628)が下落。時価総額が大きい金融グループのHSBC(
00005)、アジア生保大手のAIAグループ(
01299)、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)もそろって下げるなど、ハンセン指数構成銘柄はほぼ全面安の展開となっている。