2019-12-04 |
香港/マーケット/証券 |
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【相場見通し】続落か、米中合意期待が後退 トランプ発言を嫌気
4日の香港市場で、ハンセン指数は続落か。トランプ米大統領が中国との貿易協議の合意を先送りする可能性を示したことで、世界景気の減速を警戒する売りが先行しそうだ。15日には米政府が制裁関税の対象をほぼ全ての中国製品に拡大する予定とあって、投資家が運用リスクを回避すると予想する。
訪英中のトランプ氏は3日、米中貿易協議の合意について「(2020年11月の)米大統領選の後まで待つほうが良いと思う」と述べた。経済が過去57年で最悪の中国は早急な合意を望んでおり、対照的に良好な状態にある米国は良い合意ができるまで待てるとの持論を展開した。
3日のNY株式相場はダウ平均など主要3指数がそろって3日続落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は総じて売られた。大型株のHSBC(
00005)、テンセント(
00700)、AIAグループ(
01299)、中国人寿保険(
02628)がそろって香港終値を下回って引けた。