香港の不動産デベロッパー大手、新鴻基地産(
00016)は27日大引け後、香港と広州を結ぶ高速鉄道「広深港高鉄」の西九龍駅の地上部分に当たる官有商業地を422億3200万HKドルで落札したと発表した。
当該用地は連翔道(リンチョン・ロード)と柯士甸道(オースティン・ロード)の交差部に位置する5万9700平方メートルで、地下部分に高速鉄道のターミナルを擁する。建設可能な商業施設の延床面積は17万6400−29万4000平方メートル。新鴻基地産は当該用地について、中国への玄関口となるだけでなく、香港鉄路(
00066)のMTR3路線とも連結する交通の要所と説明。「新たに建設する商業施設は、近接する当社所有の超高層複合施設、環球貿易広場(ICC)との相乗効果も期待できる」と話している。
新鴻基地産の株価は日本時間午前11時11分現在、前日比変わらずの114.90HKドルで推移している。