26日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅ながら3営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.10%安の26966.39ポイントだった。中国企業指数は0.06%高の10635.62ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で472億3000万HKドルだった。
ハンセン指数は高く始まったものの、ほどなく前日終値付近でのもみ合いとなった。序盤に心理的節目の27000ポイントを上抜けると利益確定売りが相場を押し下げ、同水準を再び割り込んで前場の取引を終えた。米中貿易協議の進展期待を背景に、25日のNY株式市場でダウ平均など主要3指数がそろって過去最高値を更新していたが、香港市場では買いの勢いが続かなかった。
個別では、前日に3.62%高だったAIAグループ(
01299)が売られて相場の重荷だった。香港コングロマリットの新世界発展(
00017)、不動産株の華潤置地(
01109)、長江実業集団(
01113)も反落した。スマートフォン部品メーカーは瑞声科技(
02018)が大幅反落した半面、舜宇光学科技(
02382)が反発して明暗を分けた。食品・飲料株の中国蒙牛乳業(
02319)と中国旺旺(
00151)、自動車株の吉利汽車(
00175)が高い。きょう新規上場したアリババ集団(
09988)は6.87%高。