2019-11-22 |
香港/政策/その他 |
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香港区議選「投開票の安全を確保」=警察新トップ
19日付で香港警察のトップに就任したトウ炳強・警務処長は22日、今週末の24日に投開票される区議会議員選挙について「警察は安全に実施できる状況を確保した」と話した。香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は19日、社会の混乱を理由に投開票の延期を示唆していたが、香港政府が実施する方向で進めている状況が明らかになった。台湾『中央通訊社』が22日伝えた。
トウ処長は関係部署に指示し、投票所や投票者の安全を確認したという。一方で、政制及内地事務局の聶徳権局長は「選挙が予定通りに行われるためには、暴力的なデモや脅迫行為、トンネルの封鎖、公共交通機関や施設の破壊、投票所への攻撃などが発生しないことが前提だ」とも述べている。
区議選は全18区の452議席を1090人の立候補者が争う。香港では民意を直接反映する数少ない機会で、延期や中止になれば市民のさらなる反発を招く可能性がある。