22日の香港市場でハンセン指数は反発スタート。前日に高まっていた米中通通商協議に対する市場の悲観ムードが後退し、買い戻しが先行。米『ウォールストリート・ジャーナル』が21日、中国の劉鶴副首相が通商協議継続のためにライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン米財務長官を北京に招待したと伝えたほか、香港紙『サウスチャイナ・モーニング・ポスト』は両国の貿易交渉の継続を念頭に「米政府は12月に予定する対中追加関税の第4弾の発動を見送る」と報じた。
指数は日本時間午前10時41分現在、前日比0.46%高の26587.59ポイントで推移。個別では、スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)が高い。アジア生保のAIAグループ(
01299)、IT大手のテンセント(
00700)が上昇し、指数を押し上げている。4−6月期に続き7−9月期も黒字転換を達成した美団点評(
03690)が急伸。半面、台湾系食品メーカーの中国旺旺(
00151)や、太古A(
00019)、恒隆地産(
00101)、香港鉄路(
00066)など香港地場系銘柄の一角がさえない。