2019-11-06 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:4日ぶり反落、利益確定売りが優勢も下値堅い
6日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.19%安の2985.91ポイントだった。深セン成分指数も0.46%安の9892.92ポイントと4営業日ぶりに反落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2698億7600万元。
上海総合指数は小高く寄り付き、序盤は前日終値を挟んで一進一退。前引けにかけて、いったん利益を確定する売りが次第に優勢となった。前日の中期貸出制度(MLF)金利引き下げがポジティブサプライズと受け止められ、金融緩和の思惑買いが相場を押し上げる場面もあったが、心理的節目の3000ポイントに近い水準では上値が重かった。もっとも、人民元相場の上昇を受けた買いも入り、指数の下値は堅い。セクター別では公共事業や電子IT、ソフトウエア、運輸・物流が売られる半面、鉄鋼、銀行が買われている。
上海B株指数は0.39%安の263.66ポイントと4営業日ぶりに反落。深センB株指数は0.05%安の908.22ポイントと続落した。