2019-11-04 |
米国/企業動向/電子・IT |
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アリババ・グループ、非GAAPベースで純利益は4割増
中国のネット通販最大手、アリババ・グループ(BABA)が1日に発表した2019年7−9月期決算は、売上高が前年同期比40%増の1190億2000万元に上り、市場予想の1166万9000元を上回った。傘下のアント・フィナンシャル(バ蟻金融服務)の増資に絡む収益(692億元)を含めた純利益は725億4000万元。非GAAPベースで純利益は同40%増の327億5000万元だった。中国のネット通販事業とクラウド・コンピューティング事業が好調で、業績拡大をけん引した。
中核のネット通販事業の売上高は40%増の1020億2000万元で、売上比率が85%。9月末時点で月間アクティブユーザーは7億8500万人に達し、6月末時点から3000万人増加した。クラウド・コンピューティング事業の売上高は全体の8%に相当する92億9100万元。前年同期比64%増、前四半期比19%増となり、市場予想の92億元をやや上回った。