2019-11-01 |
香港/マーケット/証券 |
|
香港前引け:続伸、節目の27000ポイントを回復 財新PMIを好感
1日前場の香港株式市場でハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.42%高の27020.20ポイントだった。中国企業指数は0.51%高の10586.64ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で434億9000万HKドルだった。
ハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ安く寄り付いた。「中国の高官が長期的な米中通商合意について懐疑的だ」と外電が報じたことを受け、米中交渉の先行き不透明感が意識され、売りが先行した。ただ、日本時間の10時45分に発表された10月の財新中国製造業購買担当者景気指数(PMI)がポジティブサプライズとなり、指数はプラス圏へ浮上。10月の財新製造業PMIは51.7と市場予想(51.0)を上回り、2年8カ月ぶりの高水準を付けた。中国の景気悪化に対する懸念がやや後退し、中盤に心理的節目の27000ポイントに乗せると、同水準を守って前場の取引を終えた。
個別では、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が大幅に続伸。中国が先週も米国産豚肉1900トンを追加購入したこと(米農務省発表)を好感して、米中両国で豚肉事業を展開する万洲国際(
00288)が高い。香港公益株のホンコン・チャイナガス(
00003)、中電控股(
00002)、本土系不動産デベロッパーの中国海外発展(
00688)、碧桂園(
02007)も上昇した。半面、石炭大手の中国神華能源(
01088)、石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)、医薬品メーカーの石薬集団(
01093)が安い。