2019-10-31 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅に3日続落、方向感乏しく 弱い製造業PMI嫌気も政策期待
31日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は小幅に3日続落。前場終値は前日比0.09%安の2936.64ポイントだった。深セン成分指数は0.02%高の9683.34ポイントと3日ぶりに小反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2701億1200万元だった。
上海総合指数は方向感に乏しく、前日終値を挟んだ一進一退の展開。寄り付き前に発表された10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.3となり、市場予想の49.8を下回り、前月から0.5ポイント低下した。中国の景気減速が改めて意識された半面、当局による景気浮揚策に対する期待も根強い。28日から開かれている中国共産党第19期中央委員会第4回全体会議(4中全会)はきょう閉幕。あす11月1日午前に国務院新聞弁公室が記者会見を行うと伝わった。
セクター別では、農業関連、宝飾品、ソフトウエアが安い。銀行、保険も売られ、相場の重荷となった。半面、製薬、物流、証券が堅調。
上海B株指数は0.20%安の261.52ポイント、深センB株指数は0.40%安の902.37ポイント。