2019-10-30 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続落、マイナス圏でもみ合い 保険株は軒並み高
30日前場の中国本土株式市場で上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.44%安の2941.25ポイントだった。深セン成分指数も0.80%安の9667.94ポイントと続落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2987億1200万元だった。
上海総合指数は終始マイナス圏でもみ合った。米中貿易協議を巡る不透明感が高まったことに加え、開催中の中国共産党の重要会議や米連邦公開市場委員会(FOMC)といったイベントが意識され、積極的な買いが入りづらい展開だった。米中協議を巡っては、11月中旬に開催が見込まれる両国の首脳会談までに、「第1段階」の合意書の作成が間に合わない可能性があることが伝わった。指数は50日移動平均(前引け時点で2942.74ポイント)付近で下げ渋る一方、20日移動平均(同2951.32ポイント)付近では上値が重かった。
セクター別では、ソフトウエアの下げが目立ったほか、非鉄金属、電子・IT、医療などが安い。半面、一部銘柄の好決算が発表された保険が軒並み高となった。
上海B株指数は0.42%安の262.04ポイント、深センB株指数は0.64%安の908.28ポイントだった。