2019-10-23 |
中国/業界動向/食品・飲料 |
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中国のCPI上昇率が年末に4%の可能性も、豚肉価格の高騰で=CICC
中国国際金融(CICC)は最新リポートで、豚肉価格の高騰を受けて中国の消費者物価指数(CPI)上昇率が2019年末−20年1月ごろに4%を突破する可能性があるとの見方を示した。『経済通』が23日伝えた。
CICCは、中国で豚肉価格の上昇が10月上旬の国慶節連休中にいったん一服したものの、連休明け以降は再び加速したと指摘。繁殖能力を持つ母豚の飼育頭数などで判断すると、向こう2−3月は豚肉価格の高騰が続くと予想。豚肉価格が現在の水準に落ち着いても10月のCPI上昇率は3.5%前後まで上昇する可能性があるが、前年11−12月のCPIが低かった反動や、春節(旧正月)の時期のずれ(19年が2月、20年が1月)などが影響して19年末−20年1月はCPI上昇率が4%に達する恐れもあるとした。