2019-10-14 |
中国/マーケット/証券 |
|
本土前引け:5日続伸、3000ポイント回復 金融・海運株が軒並み高
週明け14日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日続伸。前場終値は前営業日比1.38%高の3014.73ポイントだった。深セン成分指数も1.32%高の9794.37ポイントと5営業日続伸した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3486億8000万元。
上海総合指数は高く始まり、一時は上昇率が1.77%に達した。米国と中国が11日までワシントンで開いた閣僚級の貿易協議で、農業などの分野で部分合意に達したと伝わり、買いを誘った。トランプ米大統領が15日に予定していた対中制裁関税の引き上げを先送りすると表明したことも好感され、ほぼ全面高の展開となった。前引けにかけて上げ幅をやや縮めたものの、心理的節目の3000ポイントを取引時間中として9月24日以来ほぼ3週間ぶりに回復して前場の取引を終えた。
セクター別では、金融と港湾・海運が軒並み高。ソフトウエア、文化・メディアも高い。一方、貴金属が逆行安を演じている。
上海B株指数は0.93%高の271.63ポイント、深センB株指数は0.56%高の939.05ポイントとともに続伸した。