9日の香港市場で、中国の通信機器最大手、華為技術(ファーウェイ)の関連銘柄が安い。同社に製品を供給しているとされるBYDエレクトロニック(
00285)と舜宇光学科技(
02382)、Qテクノロジー(
01478)や、次世代通信規格「5G」関連の京信通信(
02342)、中興通訊(
00763)などが売られている。米上院議員が米マイクロソフトのブラッド・スミス社長に対し、ファーウェイによる不法行為の詳細な事例を示したと伝わり、嫌気されたもよう。
スミス社長は先月発行の『ブルームバーグ・ビジネスウイーク』のインタビューで、米国政府がファーウェイとのビジネスを制限する理由を明らかにしないことに不満を表明していた。『香港経済日報』によると、米共和党の上院議員であるトム・コットン、マルコ・ルビオ、リック・スコット、マイク・ブラウン、ジョシュ・ホーリーの5氏は7日、連名でスミス社長に書簡を送り、ファーウェイによるスパイ活動と技術の窃盗、経済戦争などの行為を列挙し、「不正の証拠」だと主張。「ファーウェイに対する安全保障上の懸念が本物で緊急のものであることを、公開されている証拠が示している」と強調した。
日本時間午後4時36分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。
■BYDエレクトロニック(
00285):11.32HKドル(前日比6.14%安)
■舜宇光学科技(
02382):112.30HKドル(同3.77%安)
■Qテクノロジー(
01478):8.49HKドル(同3.41%安)
■京信通信(
02342):1.78HKドル(同3.78%安)
■中興通訊(
00763):20.85HKドル(同0.48%安)