2019-10-09 |
中国/マーケット/証券 |
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本土大引け:続伸、終盤にプラス圏で上げ幅広げる 銀行株に買い
9日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.39%高の2924.86ポイントだった。深セン成分指数も0.34%高の9506.56ポイントと続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で3658億300万元だった。
上海総合指数は安く寄り付くと、節目の2900ポイントを下回った。米商務省が7日に中国の企業や政府機関など28団体に対して禁輸措置を適用すると発表し、あすから開催される両国の閣僚級協議への警戒感が強まった。ただ、中国指導部が景気浮揚策を打ち出すとの期待が引き続き支援材料となるなかで下値は限定的。指数はほどなく2900ポイントを回復すると、その後は前日終値付近でもみ合いを続け、終盤にかけてプラス圏で上げ幅を広げた。セクター別では、銀行や造船の上昇が目立ったほか、不動産や非鉄金属が高い。半面、酒造や航空が売られた。
A株市場では、中信銀行(
601998)や中国光大銀行(
601818)など銀行株が高い。米格付け会社のムーディーズが、中国の銀行システムについて安定を維持するとの見通しを示したことが材料視された。宅配大手の順豊控股(
002352)が6%台の上昇。不動産大手の金地集団(
600383)や保利発展控股集団(
600048)、大手金鉱会社の紫金鉱業集団(
601899)などが買われた。半面、旅行大手の中国国旅(
601888)が安い。酒造大手の貴州茅台酒(
600519)、航空大手の中国国際航空(
601111)が軟調だった。
上海B株指数は0.37%安の268.64ポイント、深センB株指数は0.43%安の934.64ポイントとともに続落した。