2019-10-09 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:反落スタート、米中間の緊張再燃で売り先行
9日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前日の米株安の流れを引き継ぎ、安く寄り付いた。トランプ米政権が中国の企業や政府機関など28団体に対して事実上の禁輸措置を適用し、8日はNY株式相場でダウ平均など主要3指数が大幅続落。香港市場でも米中対立の激化懸念から、10−11日にワシントンで開く閣僚級通商協議への期待が後退しリスクオフの売りが先行した。
指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.52%安の25758.27ポイントで推移している。個別では、時価総額の大きい金融大手のHSBC(
00005)や中国IT大手のテンセント(
00700)が売られ、相場の下落を主導。HSBC傘下のハンセン銀行(
00011)や取引所運営の香港証券取引所(
00388)、中国銀行の香港子会社である中銀香港(
02388)も安い。一方、台湾系製菓・飲料大手の中国旺旺(
00151)や、公益事業者の長江インフラ(
01038)、コングロマリットの長江和記実業(
00001)など長江グループ株が買われている。