休場明け8日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前営業日比0.67%高の25992.76ポイントだった。中国企業指数は0.98%高の10246.76ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で472億HKドル。
ハンセン指数は序盤は前日終値を下回る場面もみられたが、その後は徐々に上げ幅を拡大した。国慶節の長期休場明けとなった本土市場が高く推移したことで、安心感が広がった。ただ、今週10−11日に米中閣僚級通商協議の開催を控え、様子見ムードも広がり、相場の重しとなっているもよう。指数は一時、心理的節目の26000ポイントを回復したが、同水準を下回って前場の取引を終えている。
個別では、石薬集団(
01093)や中国生物製薬(
01177)など製薬関連が高い。モルガン・スタンレーが目標株価を大幅に引き上げた吉利汽車(
00175)は2.73%高。ロンドン証券取引所の買収断念を発表した香港証券取引所(
00388)は2.57%高。半面、電能実業(
00006)や新世界発展(
00017)が売られた。