4日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.54%安の25969.34ポイントだった。中国企業指数は0.41%安の10178.85ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で334億HKドル。
ハンセン指数は前日終値付近で推移した後、徐々に下げ幅を拡大した。香港政府はきょうにも行政会議の特別会合を開いてマスク着用禁止令の発動を決議するとみられており、積極的な買いは手控えられた。一方、IHSマークイットが発表した香港の9月の購買担当者景気指数(PMI)は41.5となり、8月の40.8から僅かに上昇したが、貿易摩擦や政治的混乱を背景に新規受注も落ち込み、悲観的な見方が一段と強まっていることが示された。
個別では、サンズ・チャイナ(
01928)や銀河娯楽(
00027)などカジノ株が売られた。新鴻基地産(
00016)や九龍倉置業地産(
01997)など香港系不動産株も安い。半面、碧桂園(
02007)や中国海外発展(
00688)など本土系不動産株が高い。9月の不動産販売額が過去最高を記録した中国恒大集団(
03333)は3.59%高。