3日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。前日の米株安の流れを引き継ぎ、心理的節目の26000ポイントを割り込んで寄り付いた。2日の米NY株式相場は主要3指数がそろって大幅安。欧州市場でも英国の欧州連合(EU)離脱を巡る情勢の緊迫でリスク回避の売りが加速し、ロンドンFT100種株株価指数など主要3指数が2.8−3.2%下げたことも相場の重荷になっている。
指数は日本時間午前10時28分現在、前日比0.81%安の25831.44ポイントで推移している。個別では、米事業シェアが高い電動工具世界大手の創科実業(
00669)、時価総額の大きいHSBC(
00005)が大幅安。香港デモ激化による商業施設の臨時閉鎖などを受けて、長江和記実業(
00001)、新鴻基地産(
00016)、九龍倉置業地産(
01997)といった香港地場系銘柄の下落が目立つ。一方、前日安かったカジノ銘柄の銀河娯楽(
00027)が高い。