2019-10-01 |
中国/業界動向/証券 |
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相互取引を通じたA株への外資純流入、9月が過去最高に
香港・本土市場の株式相互取引「滬港通」・「深港通」を通じた中国本土A株市場への外資純流入額は、2019年9月が過去最高を更新した。外資によるA株の買越額は613億6700万元に上り、今年1月に記録した606億8600万元を上回った。外資の買い越しは6月から4カ月連続。同4カ月間の買越額は1292億6500万元、年初からは1830億3300万元。『明報』が1日伝えた。
MSCIなどグローバル指数運営会社によるA株の組み入れ比率の引き上げなどが背景にあった。MSCIのA株大型株の組み入れ比率は8月末にこれまでの10%から15%に拡大。また、9月下旬にはS&Pダウ・ジョーンズ・インティシーズによる中国本土A株の指数組み入れとFTSEラッセルのA株組み入れ比率引き上げが発効した。