2019-09-30 |
中国/業界動向/その他 |
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9月の中国製造業PMIは小幅予想上振れ、引き続き景気対策の必要性=モルスタ
モルガン・スタンレーは最新リポートで、2019年9月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)について、輸出受注の堅調な伸びを受けて予想を小幅に上振れたと指摘した。ただ、貿易情勢は依然として緊張が高まっていることから、中国当局は景気対策を継続する必要があるとの見方を示した。『AAストックス』が30日伝えた。
また、9月のPMIは前月から上昇したものの、依然として50を下回っており、7−9月期の中国国内総生産(GDP)成長率が当局目標の下限に当たる6%に減速すると予想。PMIが9月の水準を維持できるかも未知数で、米国が10月と12月に中国製品への制裁関税を拡大すれば、中国のGDP成長率は5.8%まで減速する可能性もあるとした。財政部などによる2020年特別債の発行にも言及。10−12月GPD成長率を0.75−1ポイント押し上げるために、当局は引き続インフラ投資の拡大を促す必要があるとの見方を示した。