2019-09-30 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:続落スタート、米政権の対中投資制限報道を嫌気
週明け30日の香港市場でハンセン指数は続落スタート。トランプ米政権が米国から中国への証券投資の制限を検討しているとの報道を嫌気して売りが先行している。米財務省の報道官はその後、「中国企業の上場を阻止する計画は現時点ではない」と否定したが、政府年金による中国市場への投融資や株価指数への中国株の組み入れ抑制については否定も言及もしなかった。なお、きょう寄り付き前に発表された2019年9月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.8と市場コンセンサス予想を0.3ポイント上回ったものの、5カ月続けて50を割り込んだ。
指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.37%安の25858.94ポイントで推移している個別では、前週末に高かった民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が反落。スマホ部品メーカーの瑞声科技(
02018)、マカオカジノのサンズ・チャイナ(
01928)、銀河娯楽(
00027)も安い。ITの大手のテンセント(
00700)が続落している。一方、石油メジャーはまちまち。CNOOC(
00883)が売られている半面、ペトロチャイナ(
00857)が逆行高を演じている。