2019-09-25 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反落、トランプ発言を嫌気 電子・通信株に売り
25日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.57%安の2968.25ポイントだった。深セン成分指数も1.17%安の9696.26ポイントと反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3233億8800万元だった。
上海総合指数は終始マイナス圏で推移した。米中貿易摩擦を巡り、トランプ米大統領は24日に行った国連総会での演説で中国の貿易慣行を批判。前日の協議進展期待から一転し、両国の対立激化を懸念した売りが先行した。また、香港市場から相互取引制度を通じた上海A株の売買が売り越しとなったことも相場の重しとなった。指数は前場中盤にかけて2960ポイント付近まで下落。その後はやや戻し、結局、20日移動平均(前引け時点で2974.25ポイント)をやや下回る水準で引けた。セクター別では電子部品や通信の下げが目立ったほか、自動車、石油、医薬が安い。半面、銀行や造船が買われた。
上海B株指数は0.45%安の272.49ポイント、深センB株指数は0.71%安の941.79ポイントだった。