25日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。トランプ米大統領が24日の国連演説で中国に経済モデルの改革を要求したことで、両国の対立激化を警戒する売りが先行。ほぼ全面安の展開となっている。同日の米株式相場ときょうの中国本土相場の下落も投資家心理を悪化させた。
指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.97%安の26027.21ポイントで推移。個別では、前日のハンセン指数の反発をけん引した国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)が反落。中国IT大手のテンセント(
00700)や、石油株のCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)も安い。半面、製薬の石薬集団(
01093)が続伸して逆行高を演じている。