20日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に反発。前場終値は前日比0.03%高の26477.11ポイントだった。中国企業指数は0.02%安の10383.34ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で400億HKドル。
ハンセン指数は序盤は高く推移したが、その後は前日終値を挟んでもみ合う展開となった。中国人民銀行(中央銀行)が日本時間午前10時30分に発表した最優遇貸出金利(LPR)は1年物が0.05ポイント引き下げられたが、引き下げ幅は市場予想通りだったことから、影響は限定的だった。上海総合指数が節目の3000ポイントを回復したことは一定の支えとなったが、週末を控えて積極的な買いは控えられた。
個別では、新世界発展(
00017)や新鴻基地産(
00016)など不動産関連の上昇が目立った。中国工商銀行(
01398/
601398)や交通銀行(
03328/
601328)など銀行関連も上昇している。半面、大株主らが一部保有株の売り出しで契約したことを明らかにした申洲国際集団(
02313)が3.88%安。ジェフリーズが投資判断を引き下げたブリリアンス・チャイナ(
01114)は1.47%安。ここ数日大きく買われていた瑞声科技(
02018)は2.66%安と利益確定の売りに押された。華為技術の新シリーズ発表を好感し舜宇光学科技(
02382)は一時5%近く上昇したが、0.08%安で前場の取引を終えた。