2019-09-20 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小幅に3日続伸、3000ポイント付近でもみ合い 交通関連に買い
20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら3日続伸。前場終値は前日比0.17%高の3004.48ポイントだった。深セン成分指数も0.15%高の9866.71ポイントと3日続伸。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3170億2400万元だった。
上海総合指数は始値で心理的節目の3000ポイントを3日ぶりに回復。同水準付近でもみ合った。中国政府が打ち出す産業振興策や、前日に華為技術(ファーウェイ)が次世代通信規格「5G」に対応する新型スマートフォンを欧州で発売すると発表したことを受けた買いが相場を支えている。ただ、前日に大きく買われたセクターで利益確定売りが先行し、上値は重い。前引けにかけて指数が一時マイナス圏に沈む場面があった。寄り付き直後に発表されたローンプライムレート(LPR)は1年物が引き下げられたものの、前日に引き下げを予想する買いが指数を押し上げていたとあって、反応は限られた。
セクター別では、中国指導部による「交通強国建設要綱」の発表を受け、運輸機器や物流、建設、高速道が高い。貴金属や電子部品も買われている。半面、観光や航空・宇宙、造船が反落している。
上海B株指数は0.31%高の273.24ポイントと3日続伸。深センB株指数は0.07%安の945.90ポイントと3日ぶりに反落。