18日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅ながら3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.03%高の26797.53ポイントだった。中国企業指数は0.07%高の10509.55ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で327億HKドルと低水準だった。
ハンセン指数は高く寄り付いたものの、買い一巡後は上げ幅を縮小。前日終値を挟んで一進一退となり、方向感を欠いた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を18日に控える上、中国人民銀行(中央銀行)が米利下げを受けて追加の緩和措置を打ち出すかを見極めたいとのムードが強く、買い上がる勢いに乏しい。前日は続落して終値が10日以来1週間ぶりの安値圏だっただけに、朝方は値ごろ感に注目する買いが先行。半面、原油先物相場の反落を受けたエネルギー資源株の売りが重荷となった。
個別では、保険会社の中国平安保険(
02318)とAIAグループ(
01299)、通信キャリアのチャイナ・ユニコム(
00762)とチャイナ・モバイル(
00941)が反発し、相場を支えた。米アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)は10%高と大きく買い戻された。半面、中国石油メジャーのCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)が軒並み安。前日買われた石炭大手の中国神華能源(
01088)も下げた。医薬品株の中国生物製薬(
01177)が安い。